身体塾のwork

身体を動かしてはいるが使ってはいない?
その【身体塾】ってどんなこと?
一言で言えば「からだの持つ可能性を引き出す」のです。

それは、身体の持つ働きを十分に使うということです。


身体は単純な筋肉の伸縮運動だけで、様々な力強さや速さを競うスポーツや、美しい動きを見せるダンスやパフォーマンスを行います。
もちろん、日常生活全般も、同じ伸縮運動をしています。
つまり、単純な伸縮運動の組み合わせが、複雑な動きを生み出している、ということです。
ですから、複雑な動きを生み出す為には、単純な伸縮運動をより効率的に行わなければいけない、ということになります。

ざっくり言うと、基本的に身体から「力」を出す、動きをスムーズにする、動きを美しくする為のワークです。

身体は、筋肉の収縮運動が基本で動きが生まれます。

ですので、とにかく筋肉を伸ばすことが、ワークの全体だと思って下さい。

そこで、まずその中心になるのが「胸骨操作」です。

ここには二つの意味があり、一つは胸骨の1点を感覚できる、一つはその1点から動きを生み出すという事です。

動きの目的は、背中が伸びる、胸部が伸びる事です。

これらの動きで、相当上半身が楽になります。

で、胸骨を感覚し動かします。

そして、その動きを8の字に動かします。

この時には、腹部のストレッチやインナーのストレッチが動員され、どんどん上半身を柔らかく使える状態になっていきます。

そして、次の大きな要素「連動」です。

これは、胸骨の1点を感覚するのと同じで、膝の1点、次が難しく、両太ももを線で感じ、下腹部から腹部、胸骨へと感覚を繋げて行きます。

まずは、運動を覚える事からで、膝を突き出しバランスを崩すことで、身体はバランスを自動的に整えようと動きます。

それに合わせて、膝→骨盤→腹部→胸骨と、ダンスのウエーブのように動くのが入り口です。

こういった「からだのワーク」を、組稽古で行う事で、完成させていきます。


一般的には、どんなことでもやる事、例えばダンス、例えばスポーツとした時、それの準備運動的なものやストレッチがあります。
また、筋力を上げたり、柔軟にするストレッチがあります。
しかし、身体をどう動かすのが効率的なのか、つまり、身体そのものの持つ働きを生み出す為のトレーニングはしません。
簡単に言うと、「全身を使う」という言葉はありますが、全身を使う為のトレーニングはしないし、それは見た事がありません。


また例えば、腕を主に使うジャンルであれば、胸骨と肘を意識的に使え、尚かつその柔軟性に特化するトレーニング。
足を使うジャンルであれば、膝や股関節を意識でき、胸骨から連動させるトレーニング。
という、身体の働きを引き出すトレーニングが必要なのです。
その為に3つの重要な要素があります。

「胸骨操作」
いまやヨーロッパでは、キョウコツという日本語が通じるほどダンサーや武道家の間では一般的になりつつあります。
胸骨の一点を感じ取り、それを操作することで背骨が動くようにします。
それが腕や足に繋がり、全身運動になるように身体を作り変えます。
「連動」
どんな動きでも、身体全体を繋げて使います、つまり、全身を、そして身体を連動させるのです。
そのことで美しい動きと同時に、力を出したりスピードを出したりします。
故障の無い身体を作ります。
「感じる」
単純な動きから身体を感じ取り、感じ取った部位を辿ることで、本当の身体イメージを作り出します。
感じる、とか、イメージするという言葉はどこにでもあります。
しかし、どこにでも有るからと言って、正しく使われているのではありません。

大方の場合、感じると思う、感じていると思う、であり、イメージしていると思う、であって、本当ではありません。
ですから、それら感覚もイメージも実際には使われていないのです。
感覚もイメージも、実際にトレーニングすれば、それは、自分のジャンルで使えるようになり、実際として役に立つ力の一つになるのです。

身体関係塾のwork

相手の指示に従い動く、というよりも、相手に動かされる、自分から決して動かない訓練です。
相手に動かされるのですから、自分のクセの動きでは有りませんね。
人は自分のクセでしか動く事は出来ないのですが、そこに他人という動く動機を持ち込む事で、自分のクセではない動きを動く事になります。
そのことで、自分の知らない動き、その動きを感覚し身体をより広く知るということを行います。

 
また、相手に動かされるのですから、そのルールに従えば自分勝手な動きは出来ません。
相手の動きに応じて動いている状態が出来ます。
だから、楽であり「自分の」動きではなく、身体の動きになっているからです。

また、相手に動かされる、というのは、「関係の中での動き」ということになります。
相手に動かされている、相手を動かしている、この関係を「感覚」出来ると、そこにその二人の関係性が見えてきます。
お互いの気持ちが一つになっていることが見えてくるのです。
ですから、見えてくるというのは、皆さんが何時も目にする、段取りの事でも振り付けの事でも、予定調和のことでもありません。
人の本当のつながりが見えてくるのです。
そして、そのつながりが見えれば、見ている人のこころは驚く程静かになる、つまり、つながりは他人に影響するということです。
相手に声をかけたり、一緒に歩いたりしますが、厳密に行うので楽しくは無いですよ。
しかし、そこを通り越すと、目からうろこの世界が待っています。

表現塾のwork

まずは1対1で、相手と私という状態があり、相手から見て自分は「目の前に居る」が表現されているかどうかが入口です。
有り得ないでしょう、実際に目の前にいるのですから。


しかし、それは物理的な肉体がそこにあるだけで、果たして自分の意識、相手の意識はそこにあるでしょうか。
俗に「上の空」という言い方がありますが、それが「そこに居ない状態」つまり、意識はどこかにある状態です。
そんな自分、相手が大方の日常です。


また、「関係塾」でのワークで、他人の腕を掴み、掴まれた人は掴んだ人に動かされる、というのがあります。
それを他人が見たとき、実際として二人は腕を通して繋がっている筈なのです。
しかし、残念ながら他人には、そうは見えません。
お互いにバラバラに見えてしまうのです。
もちろん、見る側にそういった視点がなければ見えません。
それを鍛えるのも「表現塾」の目的です。


つまり、無意識的に創り出された「予定調和」の状態、そしてそれを見抜くという事でもあります。
もちろん、予定調和が社会で疎外されない生き方だと、固定観念や先入観が決めているからです。
それを「感覚」という機能を使い外すのです。
そうすると、誰が見ても「素晴らしい姿」が、そこに現れて来て、結果として自分自身の存在感が浮き彫りになるのです。


そういったことをワークを通して学び、本当の意味での「表現」をマスターしていきましょう。

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